新生児科のご紹介

大分県立病院ニュース

2019年02月19日

 当院の新生児病棟には、生まれた直後から生後1か月までの赤ちゃんが年間380人ほど入院してきます。赤ちゃんの体重は300g台から4,000g台までと幅広く、入院の理由は早産で体重が小さい、予定日頃に生まれたけれど元気がない、呼吸が苦しい、お腹の病気がある、などさまざまです。

 当院は大分県で唯一の総合周産期母子医療センタ-を備えており、小児外科、眼科、心臓血管外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科といった他の診療科とも協力しながら治療を行っています。
 新生児病棟は、NICU(新生児集中治療室)に9床、新生児回復病床に24床のベッドを持っていますが、そのほとんどが保育器で、人工呼吸器をつけるお子さんが年間100人はいます。手術も年間15件ほど行っています。開業産婦人科から入院受け入れの依頼があれば、新生児専用の救急車(カンガルー号:写真)に医師が同乗して赤ちゃんを迎えにいきますが、その出動件数は年間100件前後です。
 外来では開業小児科から紹介のあった赤ちゃんを診察したり、新生児病棟を退院したお子さんの長期的な発達を診たりしています。また、医療的ケアが必要なお子さんが家族と一緒に生活していけるよう、サポート体制を整えることにも力を入れています。

 出生の瞬間は人の一生の中で最も劇的な変化をとげるときです。一生にかかわる大切な時期を新生児科としてサポートしていきたいと思っています。

 出生の瞬間は人の一生の中で最も劇的な変化をとげるときです。一生にかかわる大切な時期を新生児科としてサポートしていきたいと思っています。

(第二新生児科 部長 赤石睦美)

※掲載内容の詳細は各科外来・各病棟でお尋ねください。

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