ゆっくり、ゆったり~認知症の人と心をつなぐために~

大分県立病院ニュース

2020年01月01日

 認知症になると、今まではできていたことが次第にできなくなり、自分の気持ちをうまく言葉で表現することが難しくなります。家族や周囲の人からの理解が得られていないと、一人で不安になったり、悩んだり、怒ったり、悲しい気持ちになったりしていることがあります。

 認知症の方は「何も分からない」「どうせ忘れてしまう」と思われがちですが、感情や思いがなくなるわけではありません。私たちは言葉には出来ないけれどストレスを抱えていることを理解し、この人は頼りになる、安心できる人と感じてもらい、信頼関係を築くことが大切です。
 できないことに目が向いてしまいますが、ご本人の好きなこと・得意なことをやっていただくことで自信につながることもあります。若い頃に好きだったものや興味のあったことなど、良い思い出を聞くこともコミュニケーションのきっかけになります。私たちが話に耳を傾け「話させ上手になる」ことが大事です。話にうなずき、相づちを打ち、しっかりと耳を傾けましょう。年齢とともに目や耳、歯の機能が低下します。コミュニケーションを楽しむためにメガネや補聴器、義歯などを用いましょう。

 認知症の方は「何も分からない」「どうせ忘れてしまう」と思われがちですが、感情や思いがなくなるわけではありません。私たちは言葉には出来ないけれどストレスを抱えていることを理解し、この人は頼りになる、安心できる人と感じてもらい、信頼関係を築くことが大切です。
 できないことに目が向いてしまいますが、ご本人の好きなこと・得意なことをやっていただくことで自信につながることもあります。若い頃に好きだったものや興味のあったことなど、良い思い出を聞くこともコミュニケーションのきっかけになります。私たちが話に耳を傾け「話させ上手になる」ことが大事です。話にうなずき、相づちを打ち、しっかりと耳を傾けましょう。年齢とともに目や耳、歯の機能が低下します。コミュニケーションを楽しむためにメガネや補聴器、義歯などを用いましょう。

 認知症の人は、思い出したり、頭の中で考えたりするのに、時間がかかることがあります。私たちは表情をみながら、急がせないように“ゆっくり、ゆったり”待ってみましょう。「大丈夫ですよ」と気持ちを言葉に出して伝えることで、安心することもあります。認知症の方の症状は人それぞれですし、その日によって状況も異なります。うまくいかないこともあります。介護者の方も周囲に話したり、介護サービスなどを利用したりして、気持ちにゆとりを持つことも大切です。

 認知症の人は、思い出したり、頭の中で考えたりするのに、時間がかかることがあります。私たちは表情をみながら、急がせないように“ゆっくり、ゆったり”待ってみましょう。「大丈夫ですよ」と気持ちを言葉に出して伝えることで、安心することもあります。認知症の方の症状は人それぞれですし、その日によって状況も異なります。うまくいかないこともあります。介護者の方も周囲に話したり、介護サービスなどを利用したりして、気持ちにゆとりを持つことも大切です。

(認知症看護認定看護師 佐藤容子)

※掲載内容の詳細は各科外来・各病棟でお尋ねください。

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