誤嚥性(ごえんせい)肺炎にならないために ~今、出来ること~
大分県立病院ニュース
2024年10月31日
老化や脳血管障害の後遺症などによって、飲み込む機能(嚥下機能)や咳をする力が弱くなると、口腔内の細菌、食べかす、逆流した胃液などが誤って気管に入りやすくなります。このように本来気管に入ってはいけない物が気管に入ることを”誤嚥”といい、そのために生じた肺炎を”誤嚥性肺炎”と言います。
誤嚥性肺炎を起こすと、体力の弱っている高齢者では命にかかわるケースも少なくない病気です。実際、誤嚥性肺炎は、現在、日本の死因順位第6位であり年々増加傾向にあります。誤嚥性肺炎を引き起こすリスクを減らすためにも、一次予防が大切となります。
誤嚥性肺炎を起こすと、体力の弱っている高齢者では命にかかわるケースも少なくない病気です。実際、誤嚥性肺炎は、現在、日本の死因順位第6位であり年々増加傾向にあります。誤嚥性肺炎を引き起こすリスクを減らすためにも、一次予防が大切となります。
頻繁にせき込む、痰が増えてきた、食事に時間がかかる、体重が減少してきた。この様な症状は、誤嚥を疑う兆候の一つです。気になる症状がある際は、お近くの医療機関へご相談下さい。
よりよい食生活と健康を保つためにも適切なケアと肺炎予防を心がけましょう。
よりよい食生活と健康を保つためにも適切なケアと肺炎予防を心がけましょう。
(リハビリテーション科 言語聴覚士 桑野 美紀、三好 優)