医療安全管理部
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- 2024年05月31日
- 県病医療ニュース(2024年6月号 第191号)を掲載しました
医療安全管理部について
平成17年4月に医療の質と安全管理を推進する目的で医療安全管理室が設置されました。
患者さんやご家族、病院職員の安全確保、医療事故防止など病院全体の安全管理に取り組んでいます。
平成18年には褥瘡管理、平成23年から感染管理も担当し活動してきました。
平成25年、組織改正により医療安全管理部門の体制が強化され、医療安全管理室、感染管理室、褥瘡対策室が設置されました。
それぞれが独立して活動しています。
医療安全管理室
医療安全管理室は、医療安全管理体制の確立を目標に、組織横断的に院内の安全管理を行っています。医療安全管理部長(副院長)を含む医療安全管理委員は、院内各職種の24名で構成され、多角的な視野で、病院全般に関わる医療安全対策の立案、実行、評価を行い、安全管理のための多岐にわたる活動を行っています。
主な活動内容
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報告のあったインシデントを分析し、結果を各医療現場へフィードバック
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インシデントの改善策及び再発防止策の企画・立案
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週1回のカンファレンスを開催し、改善策・再発防止策について検討しています。
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医療安全管理委員会を月1回開催し、マニュアル、システム変更の検討を行っています。
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医療安全管理に関するマニュアルの作成及び見直し
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医療安全に関する教育・研修等の実施
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安全に対する意識の向上を目的とし、全職員を対象とした研修を年3回実施しています。
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新採用者、研修医を対象とした医療安全に関するオリエンテーションや実技研修を実施しています。
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医療事故防止等に係る情報提供
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医療安全ニュースレターを定期的に発行
職場の安全管理の取組み状況や院内向けに注意喚起すべき事例等を掲載した広報誌を発行しています。 -
公益財団法人日本医療機能評価機構「ヒヤリ・ハット事例収集・分析・提供事業」への協力
同機構へヒヤリ・ハット事例発生件数情報の報告をし、月1回配信される医療安全情報を院内で共有しています。
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死因調査部会
死因の特定が困難あるいは医療過誤の有無に関わらず診療関連死の疑いがある死亡例が発生した場合開催します。
感染管理室
当院の感染防止対策は感染対策チーム(ICT)が中心となり、各セクションのリンクナースとともに、院内各部と密接な関連を持ち、病棟等各部署に密着した具体的かつ実際的な感染防止対策を機動的に実施しています。
主な活動内容
- 院内感染対策に関する職員研修
- 全職員を対象に、院内感染防止に関する研修会を年3回開催する。
- 新採用職員及び医師(研修医)を対象に院内感染防止に関する教育を行う。
- 委託職員等に対しても必要に応じた教育を行う。
- 感染症の発生状況の把握、分析、報告
- 感染情報レポートを臨床検査技術部より月1回報告する。
- 感染情報レポート、感染症ニュースレターを院内LANに掲載する。
- 抗MRSA薬、広域抗菌薬の使用状況を報告する。
- 院内感染集団発生(アウトブレイク)時の対応
- アウトブレイクが疑われる場合は、ICTによるラウンドを行い、感染源・感染経路に関する調査を行う。
- 調査結果を管理会議、感染委員会に報告し対応策を検討、実施する。
- 追跡調査を行い、収束の確認を行う。
- 院内感染防止対策のため必要なマニュアル整備
- 院内感染防止対策のため、「院内感染防止マニュアル」を作成する。
- 各部署に「院内感染対策マニュアル」を配置し、感染対策を周知徹底する。
褥瘡対策室
主な活動内容
- 全ての入院患者さんを対象に褥瘡に関する評価を行い、自分で寝返りのできない若しくは栄養状態が悪いなど重点的な褥瘡ケアが必要とされる患者さんについて、主治医、看護師、その他必要に応じて関係職種が共同して予防治療計画を個別に立案し、適切な褥瘡発生予防のためのケアを行っています。
- 褥瘡を有する患者さんを対象に褥瘡回診を行っています(1回/週)。
NST(栄養サポートチーム)と連携して活動を行っています。 - 褥瘡発生状況の把握、要因分析、対策を検討し、現場へフィードバックします。
- 褥瘡予防用具等の整備を行っています。
- 褥瘡管理対策に必要なマニュアルの作成および改訂を行っています。
- 職員の褥瘡に関する知識の充実のため、勉強会を開催しています(1回/年)。