内視鏡科語句説明

胃の精密検査(二次検診)WEB予約

健康診断や検診で「胃の要精密検査」と判定された場合は、精密検査(二次検診)を受けることが必要です。当院では胃の精密検査(二次検診)が必要な方について、インターネットでの予約が可能です。

次回の大腸内視鏡検査のご案内

大腸ポリープ、大腸がんの早期発見のために定期の大腸検査を必要とする患者さんに、1年後または3年後の検査・受診への案内の手紙を郵送することで継続したフォローを行います。大腸ポリープ切除後の検査案内の郵送に同意を頂いた方が対象です。

上部内視鏡

口または鼻からスコープを挿入し、食道・胃・十二指腸の画像を高解像度のカラーモニターで観察しながら検査します。

下部内視鏡

通常下剤を内服し、腸内を観察可能な状態にしてから検査を行います。肛門からスコープを挿入し、直腸から結腸、盲腸まですすめていき、高解像度のカラーモニターで画像を観察しながら検査します。切除可能なポリープが見つかった場合は、ポリープを切除して回収し、病理検査に提出します。

小腸内視鏡

小腸は長いためバルーン内視鏡やカプセル内視鏡で観察を行います。バルーン内視鏡は2mの長いスコープとバルーンがついたオーバーチューブを組み合わせ、バルーンを膨らませたり、へこませたりしながらスコープとオーバーチューブを進めたり引いたりすることで腸を折りたたむようにしながら奥へと進んでいきます。

カプセル内視鏡は飲み込んだカプセルが消化管の動きで徐々に進みながら1秒間に2枚撮影をしていきます。7~8時間にわたり計5万枚ほど撮影した画像を、腰部につけたレコーダーが記録します。これを後で動画として解析していきます。カプセル内視鏡では、小腸全体を観察することができ、患者さんへの負担も少なくすみます。

ESD(粘膜下層剥離術)

内視鏡で観察しながら高周波ナイフなどの治療器具を用いて病変を切り取ります。食道・胃・十二指腸・大腸の早期がんが治療の対象です。最初に病変の下にある粘膜下層を浮き上がらせる注射をします。浮き上がった粘膜をナイフで切開し、粘膜下層にスコープを潜り込ませ、ナイフで剥離しながら切除していきます。お腹を開く外科手術に比べると、入院期間が短く、患者さんの体への負担も軽くなります。

超音波内視鏡

内視鏡の先端に超音波(エコー)装置が装着された内視鏡を用いて検査を行います。通常の内視鏡や体外式エコーでは見ることのできない粘膜下の病変、膵臓・胆道および周囲の臓器、血管、リンパ節などの詳細な観察が可能になります。

EUS-FNAは超音波内視鏡を用いて粘膜の奥にある病変に針を刺して細胞を採取します。閉塞性黄疸で胆汁が溜まった病変にはEUS-FNAの手技を応用して胃や十二指腸から針を刺し、溜まった液体を出すチューブを差し込み体外へ排出(ドレナージ)します。

ERCP(胆管・膵管造影法)

胆嚢、胆管、膵臓の病気を診断し、胆石などの病気の治療を行います。スコープに細いチューブやワイヤーを挿入し、造影剤を注入してX線撮像を行ったり、細胞や消化液を採取して検査に出したりします。治療は十二指腸の胆汁の出口を高周波で切開したり、バルーンを使って出口を広げたり、狭くなっている部分にステントという治療具を置いたり、詰まっている石を取り除くなどの方法があります。

気管支鏡

内視鏡を口から入れてのどを通して、気管や気管支の中に挿入し、内腔観察、気管支や肺の組織や細胞、分泌物などの採取を行います。この検査は各種胸部疾患の正確な診断や病態の解明、治療方針の決定を行うことを目的としています。

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