小児科

小児科について

当院は大分県の基幹病院であり、特に小児領域においては小児救急医療拠点病院としての機能を有しています。小児二次・三次医療対応の中心として 24 時間・365 日体制で、大分市内はもちろんのこと、県全域からの紹介患者や様々な救急/重症患者の受け入れを行っています。年間入院症例数は 約1000 例で、小児期における重大な死因の一つである不慮の事故を背景とした外傷・溺水・熱傷・中毒などの高次救急から、高い専門性が要求される循環器、血液・腫瘍、神経・内分泌、腎臓といった内科的疾患、そして、感染症に代表される common disease までと幅広い領域への対応を行っています。

「Global standard」と「こどもの幸福実現を目指した全人的医療提供」を目標とした専門的な医療提供や地域医療機関との病診連携強化による円滑な医療体制構築へ邁進する事を通して、大分県の周産期・小児医療の基幹病院としての責任を果たします。また、大分県小児医療の最後の砦であることを自覚し、患者さんと家族に寄り添いながら、最善の医療を提供できるように心がけています。

診療分野

当院小児科は、0~15歳の小児期内科疾患を対象としています。

こどもが情緒的にも安定した状態で診療が受けられるように、小児専用病棟で診療を行い、こどもの健全な成長・発達に不可欠な「遊び」と「学び」の病気による中断をできるだけ少なくするため、病棟保育士配置や院内学級(小学部・中学部)を設置し、最良の小児医療提供のため最大限の配慮を行っています。

また、手術前後に全身管理を必要とする患者さんについても、眼科、形成外科、整形外科、耳鼻科、脳神経外科、泌尿器科、皮膚科など各科と連携し小児科病棟で管理しています。

診療体制

二次・三次救急医療は原則24時間、365日体制で受け入れを行っています。
集中治療が必要な重症例では救急救命センターとも連携を行い、高度な急性期治療を提供しています。

医療ケアを必要とする患者さんの円滑な在宅医療への移行と実現のため、新生児科や地域の在宅診療医の先生方、訪問看護師、保健師との連携に努めています。
基幹病院の使命として、多彩な症例が集まってくる特色を生かし、学生、研修医等への教育に努めています。

診療内容

循環器

先天性心疾患、川崎病、不整脈、心筋炎・心筋症、肺高血圧症、学校心臓検診精査 など

血液・腫瘍

白血病、固形腫瘍、貧血、血友病、血小板減少性紫斑病 など

神経

てんかん、脳炎・脳症、脳血管障害、代謝・変性疾患、筋疾患 など

腎臓・尿路系

腎炎、ネフローゼ症候群、膠原病に伴う腎疾患、先天性腎尿路奇形、慢性腎臓病、尿路感染症、3歳検診・学校検尿異常精査 など

内分泌

糖尿病、甲状腺疾患、肥満、高脂血症、先天代謝異常、成長・思春期ホルモン異常 など

児童精神

心身症、解離性障害、転換性障害 など

その他

不慮の事故(外傷、溺水、異物誤飲・誤嚥、中毒、熱傷など)、感染症、気管支喘息、肝炎、自己炎症性疾患、自己免疫疾患、起立性調節障害、腸重積、肘内障 など

特殊検査および治療

  • 心臓カテーテル検査および治療
  • ホルモン負荷試験
  • 腎生検
  • 排尿時膀胱造影検査
  • 腹膜透析
  • 腸重積高圧浣腸による整復

診療実績

外来担当医表

新患
(午前)
萩尾 泰明はぎお やすあき 平野 貴之ひらの たかゆき 平國 由佳ひらくに ゆか
萩尾 泰明はぎお やすあき
矢野 文子やの ふみこ 伊藤 はるかいとう はるか
新患
(午後)
矢野 文子やの ふみこ
平國 由佳ひらくに ゆか
伊藤 はるかいとう はるか 小山 紀子おやま のりこ 平野 貴之ひらの たかゆき 萩尾 泰明はぎお やすあき
専門外来
(循環器)

江崎 大起えざき ひろき
原 卓也はら たくや 原 卓也はら たくや
江崎 大起えざき ひろき
専門外来
(腎臓)
塩穴 真一しおな しんいち(午前) 塩穴 真一しおな しんいち(午前) 塩穴 真一しおな しんいち
専門外来
(神経・内分泌)
岡成 和夫おかなり かずお 岩松 浩子いわまつ ひろこ
小山 紀子おやま のりこ
(※午後)
岡成 和夫おかなり かずお 岩松 浩子いわまつ ひろこ 岡成 和夫おかなり かずお
岩松 浩子いわまつ ひろこ
専門外来
(血液)
※平野 直樹ひらの なおき
(※午後)
専門外来
(川崎病外来)
専攻医 専攻医

外来の受付時間は午前8時~11時です。再来は完全予約制です。
当院では平成14年1月より第2次救急医療を開始しておりますが、小児科の時間外・夜間休日診療につきましては、これまで通り以下の場合には何時でも受け入るという方針で運営させていただきます。
1)他の医療機関から患者さんをご紹介いただいた場合
2)当科に現在通院中の患者さんで病状が急変した場合
3)救急隊からご依頼いただいた場合
ご理解の程よろしくお願いいたします。

スタッフ紹介

部長 原 卓也

  • 日本小児科学会 専門医
  • 日本小児循環器学会 専門医
  • 日本小児救急医学会 会員
  • 日本川崎病学会 会員
  • 日本小児心電学会 会員

副部長 岡成 和夫

  • 日本小児科学会認定 小児科専門医・指導医
  • 厚生労働省認定 臨床研修指導医
  • 日本小児神経学会認定 小児神経専門医
  • 日本小児神経学会 評議員
  • 日本てんかん学会認定 てんかん専門医・指導医
  • VNS(迷走神経刺激療法)資格認定医
  • 日本臨床神経生理学会 会員
  • 日本臨床神経生理学会分科会 小児脳機能研究会世話人

副部長 塩穴 真一

  • 日本小児科学会認定 小児科専門医・指導医
  • 日本腎臓学会認定 腎臓専門医
  • 日本小児腎臓病学会 代議員
  • 厚生労働省認定 臨床研修指導医

主任医師 江﨑 大起

  • 日本小児科学会認定 小児科専門医
  • 日本小児循環器学会 会員
  • 日本先天性心疾患インターベンション学会 会員
  • 日本成人先天性心疾患学会 会員

医師 萩尾 泰明

  • 日本小児科学会 会員
  • 日本アレルギー学会 会員
  • 日本小児アレルギー学会 会員

嘱託医 岩松 浩子

  • 日本小児科学会認定 小児科専門医・指導医
  • 日本小児神経学会認定 小児神経専門医
  • 日本てんかん学会 会員
  • 日本小児内分泌学会 会員

嘱託医 小山 紀子

専攻医 平國 由佳

  • 日本小児科学会 会員
  • 日本内分泌学会 会員

専攻医 矢野 文子

専攻医 平野 貴之

専攻医 伊藤 はるか

  • 日本小児科学会 会員

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