専門性とチーム医療
チーム内で活躍する看護師
NST(栄養サポートチーム)
摂食・嚥下障害認定看護師
RST(呼吸サポートチーム)
集中ケア認定看護師
人工呼吸器を使用している患者さんに関連する職種(医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、歯科医、歯科衛生士、専従リスクマネージャー)でカンファレンスを行い、ラウンドしています。カンファレンスやラウンドで出るRSTからの提案を主治医や受け持ち看護師に相談し、ケアに取り入れてもらうことで、安全で適切な人工呼吸管理の提供につなげています。
日々アップデートされる呼吸管理などの知識や技術、新しい人工呼吸器の導入などは2か月毎に開催している勉強会を通じて院内の職員と共有しています。
ICT(感染対策チーム)
感染管理認定看護師
ICTは医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務職など他職種メンバーで構成されています。入院中の患者さんが感染症にかかることなく、安心して病気の治療に専念できるよう院内感染対策に取り組んでいます。伝播のリスクがある感染症が発症した場合、まず感染管理認定看護師が相談を受けることが多く、患者さんの療養環境や業務の流れを把握している看護師ならではの視点を活かし具体的な対策を掲げ、感染症の診療を担当する医師と共に検討します。他職種が関わるケースもあり、コーディネーターとしての役割も担っています。
緩和ケアチーム
がん看護専門看護師
緩和ケアチームの看護師として、患者さんやご家族と面談し、困っていることを具体的に把握します。それをもとに、主治医、担当看護師、緩和ケアチームが協力して適切な治療やケアを提供できるように調整しています。
AYAサポートチーム
AYAサポートチームは、AYA世代のがん患者さんとご家族への支援を行うチームです。
AYA(Adolescent & Young Adult)世代とは、一般的に15歳から39歳の年齢層を示し、学業、就職、恋愛、結婚、出産など様々なライフイベントが集中する時期です。
AYA世代のがん患者さんは、一人で悩みや不安を抱え込み、他者への相談が行えず、問題を解決できずにいる場合も少なくありません。
そこで当院では、該当する患者さんの年代や個別の状況を踏まえつつ、ニーズに応じた支援を目指してAYAサポートチームが活躍しています。
提供するケアの内容
当院に入院・通院するAYA世代の患者さんを対象に、患者さんの困りごとを早期に把握し、内容に応じて、AYAサポートチームが関わっています。
定期的にチームカンファレンスを行い、多職種で協力しながら、AYA世代の患者さんが治療に専念できるよう支援を行っています。
病気や治療に関することだけでなく、生活全般の心配や気がかりについても、解決方法を一緒に考えていきます。
*具体的に何を相談したらよいのか分からないこともあると思います。まずは、遠慮なくお申し出ください。相談内容に応じて必要な支援を検討し、対応します。
チームメンバー
- 医師(婦人科、血液内科)
- 看護師:からだやこころのつらさ・生活全般の困り事への対応や職種間の調整を行います。
- 医療相談員:仕事や経済的な困り事について相談をお受けします。
*上記のほか、薬剤師や心理士など、相談内容により各職種が対応します。遠慮なく、お申し出ください。
チームへの相談方法
主治医や入院している病棟の看護師・おかかりの診療科の看護師にご相談ください。
患者さんのご希望に応じて、主治医がAYAサポートチームへの介入依頼を行います。
AYAサポートチームの看護師がお部屋に伺い、または外来受診時に面談します。
チームカンファレンス
第3金曜日 16:00~
※チームメンバーによるカンファレンスを行っています。
※希望に応じて、看護師が面談を行います。がん看護外来もご活用ください。
褥瘡チーム
皮膚・排泄ケア認定看護師
院内発生・院外発生の褥瘡患者さんに対して、医師、看護師、栄養士とカンファレンスを行い、週1回の褥瘡回診を行っています。また、スタッフに対して褥瘡の研修会を開催し、看護ケアの統一と質の向上を図っています。
排尿ケアチーム
皮膚・排泄ケア認定看護師
私たち排尿ケアチームは、下部尿路機能障害を有する患者に対して、医師、看護師、理学療法士とカンファレンスを行い、週1回の回診を行っています。
また、専門的ケアについて、排尿ケアチームが学習会を開催し、看護の質の向上を図っています。