ご意見箱に対する回答

ご意見箱に対する回答

父が癌治療で4年間お世話になりました。最後までお世話になりたかったのですが、最後に入院した8階東病棟の看護師の対応が、父を心身共に傷つけたために転院を決意しました。容態が悪く生命の危険性が高いのにも関わらず雑な看護を受けていました。父の口から、他の階で入院した時には、味わったことのない様な雑な看護で、心身共にストレスを感じていると面会時に伝えられ、涙が止まりませんでした。

2024年01月16日

職員の対応について

 この度は、ご家族、また何より患者様への配慮が十分に行き届かず、大変申し訳ありませんでした。患者様の状態が芳しくなく、ご家族がご心配される中、コロナ禍の面会制限がある療養環境の中で感染予防が先になり、患者様やご家族にご不快な思いとご不安をおかけしてしまいました。大変申し訳ありませんでした。
 終末期にあるお父様は、少しでも身体を触ったりすると肩に強い痛みが生じ、また同じ体勢を続けることが困難で定期的に体位変換が必要な状態でした。体位交換の時には必ず3~4 名のスタッフで少しでも痛みが生じないようにケアにあたっていたのですが、どうしても身体を動かすことで苦痛を与えてしまう状況がありました。痛みに関しては緩和ケアチームにも介入してもらい対応しておりましたが、お父様の苦痛を全て取り去ることができませんでした。つらい状況を改善できず申し訳ありませんでした。
 また、お昼間に眠りたいと睡眠剤の内服のご希望がありましたが、昼間は睡眠剤をお渡しすることができませんでした。しかしこの時、他の方法での対応を検討するべきだったと思っております。
 当部署の看護師1人1人が、終末期の患者様とご家族の精神面・身体面についてもっと丁寧にサポートできるよう、今後、学びを深め実践して参ります。もう1度原点に戻り、忙しい時こそ、ご指摘がありましたように、皆で協力しあい、患者様中心の看護に立ち返りたいと思います。担当の看護師がすぐに要望に答えられない時には、他の看護師が対応できるよう体制を整えて参ります。さらに挨拶ができていないとのご指摘もあり、本当に大変失礼致しました。週に1 度、接遇で注意するべき点について読み合わせを行って参りましたが、身についていない状況であることが今回のご意見をいただき認識できました。なぜ挨拶が重要なのか、実践に基づいた学び直しを行って参ります。
 本当に重ね重ね申し訳ありませんでした。ご指摘いただいたこと、本当に感謝申し上げます。必ず改善し、患者様、ご家族に安心していただける看護が提供できるように努めて参ります。

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