ご意見箱に対する回答
ご意見箱に対する回答
毎日、健康的な食事を作って下さり、ありがとうございます。 筆者が、こちらに入院して1年ほど経過致しますが、8回の 異物混入を自分だけ経験しております。人毛や鋭く固い物、一 番酷かった時は虫です。謝罪に来てくださる度に「以後、気を つけます」と仰って下さいますが、回が重なる度にその場しの ぎにしか聞こえません。今一度、然るべき所から再三指導を受 けるべきと在じております。本来、治療を受けている患者の立 場としてあってはならない問題です。一刻も早い解決、行動を 心から願っております。
2024年07月22日
食事について
この度は、食事に関する貴重なご意見をいただき、大変ありがとうございました。
誤配膳や異物混入などの給食部門のインシデント報告は、平均すると月に2件ほどありますが、お一人の方に1年間に異物混入が複数回あったとのことで、何度も不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした。
異物混入防止の対策は、給食部門では、「大量調理施設衛生管理マニュアル(厚生労働省)」に準じて行っています。具体的には、①調理担当者は、毛髪が落ちないよう頭から首まで覆う帽子をかぶり、厨房入室前には頭から足もとまで、着衣に付着した毛髪や繊維(ほこり)などを粘着ローラーをかけて取る、②食材料納入時、異物が混入していないか確認する、③袋ものを開封する時は、ビニール片が混入しないよう全部切り離してしまわないようにする、④ヘラなど調理器具などに欠けが生じた場合は、必ず破片を探し出す、⑤定期的に専門業者による厨房内の害虫駆除を行う、人や物を介して厨房内に虫が入らないようにする、もし虫を見かけた場合はその場で捕獲する、⑤インシデントが起こった場合は、給食部門職員全員で共有し、原因と対策を考え、実践する、などです。病棟でも、食事を配る際に毛髪が落ちないよう、また、虫や繊維(ほこり)が料理に付いていないか、注意を払っています。しかし、異物を発見する機械はないため目視に頼らざるを得ず、結果的にどこかの段階で異物が混入してしまい、見つけられないまま患者さんに提供してしまうことがあります。
患者さんには、不快な気持ちにさせないように、また、異物により口の中をけがするようなことがないよう、同じ言葉の繰り返しになってしまい申し訳ありませんが、今後も、あらゆる場面で異物混入が起こらないよう、より一層注意して参ります。