①この度は、食事に関する貴重なご意見をいただき、大変ありがとうございました。
　食事の内容は、患者様ごとに必要なエネルギーや栄養素が摂取できるよう医師が指示した食種を提供しており、一般的な食事である「常食」のたんぱく質の量は、大きな手術をされた方や重症感染症の方でなければ、ほとんどの方の必要量を充足できるように設定していますので、ご安心ください。ただし、エネルギーは、体格のよい若い男性など一部の方には不足することがありますので、治療上必要があれば、個別に食事内容を調整するようにしています。
　体重は、栄養状態を評価する指標の一つです。ご意見をいただいた患者様は、ご自身で気をつけられているとのことで、大変よいことだと思います。医師や看護師などの医療者も、患者様の体重の変化を確認しており、体重減少が摂取栄養量と関係がある場合は、食事内容の調整をしたり、栄養のある点滴で補うなどの対応をしています。
　ご提案いただいたオプションについては、費用は患者様の自己負担になりますが、診療報酬制度の中に「特別メニューの提供」というかたちで提供する仕組みがあります。当院は、平均在院日数が１０～１１日と短く、ご希望を聞いてから材料を発注し、食事として提供する頃には退院されてしまうことが予想されるため、現時点では行っていませんが、今後の取り組みの参考にさせていただきたいと思います。

②この度は、筋力の維持、向上のための設備の導入や院外の施設の活用について、ご提案くださりありがとうございます。また、病棟で提案させていただいている筋力低下防止のための運動療法に積極的に取り組んでくださっていることに敬服いたします。
　ご意見の通り、入院されている患者様が、安静度や病状に応じて運動を取り入れられる設備等があると理想的です。しかしながら、そのような設備を安全に患者様にご利用いただくためには、機器の保守点検や患者様の全身状態を確認しながら運動をサポートする人材も必要となります。ご希望をすぐに叶えることが難しく、大変申し訳ありません。
　患者様の筋力維持のため、今後も病棟内で運動ができるよう環境を整えてまいります。院外の運動施設の活用につきましては、患者様の病状やご希望、居住地などに応じて個別に対応させていただきたいと考えております。

　この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。