ご意見箱に対する回答
ご意見箱に対する回答
はっきり言ってまずいです。毎日の味噌汁、だしは何で取っていますか?水に味噌を溶かしただけみたい。いりこ出汁だとカルシウムも取れます。朝食によく出るミニオムレツ、色、形はきれいだけど冷凍品をチンしただけ、玉子の生臭さが気持ち悪い。白身魚の塩焼はよくでるメニューですが、あれは塩焼ではない。お皿に汁がいっぱいあります。レンジ料理の手抜きです。魚の生臭さで食べられません。患者に出す前に、ぜひ一度自分たちで味見してください。外食にも慣れていない普通の家庭の主婦の79才です。
2023年08月23日
食事について
この度は、食事に関する具体的なご意見をいただき、ありがとうございました。
まず、個々のご意見についての回答です。出汁については、当院は、味噌汁にはいりこ、清汁にはかつお節と昆布を使っています。この度は、味噌汁の出汁が効いていなかったとのこと、大変申し訳ありませんでした。出汁の取り方や味付けについて、確認・改善をして参ります。
オムレツについては、卵が生臭いという同様の意見があれば、製品を見直します。一方で、昨今、外部で調理した冷凍品を温める方式の医療・福祉施設が増加する中、当院はできるだけ手作りの食事をお出しするようにしていますが、咀嚼や嚥下機能、食物アレルギーなど個別の対応が増え、光熱水費や食材料費が高騰し、限られた人員で調理する大量調理の現場においては、一部冷凍食品を活用することはやむなしと考えています。ご理解ください。魚の塩焼きについては、食事を運搬する配膳車内での乾燥や配膳時の毛髪等異物混入を防ぐためフタをしており、それにより、皿に水分がたまったり、においがこもったりすることがあります。家庭やお店のように、グリル等で焼いてすぐに出すということができないことから、魚料理を減らしたり、香味野菜を使った香り焼きのような生臭さを感じにくい料理を取り入れるなどしています。
病院の食事は、患者様の病状に応じた食事を提供することで、疾患の治癒やその促進を図ることを目的に「診療報酬制度に基づく食事療養」として実施しています。食べていただくことが治療の一環と考え、味付けや調理方法を工夫しているところですが、病状や治療内容により、食欲がない、においがきつく感じる、味がしないというような場合、あるいは、慣れ親しんだ家庭やお店の味、嗜好と異なるものが出されることによる苦痛を感じておられる患者様が少なからずおられることは承知しております。より多くの患者様に美味しく召し上がっていただけるように、食事は毎食、医師・管理栄養士が「検食」をして、彩りや量、味つけなどに対する所見を記録し、その意見を参考に献立や食材の見直しを行っています。患者様からいただいたご意見も、できることはできるだけ取り入れるようにしています。また、魚禁などの禁止食、冷配膳、単品メニュー(さざんか食)の提供などできる対応は行なっています。しかし、全ての患者様が満足いくような食事を提供することは難しいため、主治医の許可を得て、持込みをしていただくこともあります。多くの制約はありますが、今後とも調理師等と研鑽を重ね、少しでも患者様においしく召し上がっていただけるよう努力して参りたいと考えています。